フレンズ備忘録

主観に基づく駄文です 記事中にアニメのキャプチャー画像・公式画像の転載は行いません。 twitter:@moku_hachi

1st OP『ありがと⇄大丈夫』・ED『Believe it』-アイカツフレンズ!

1st OP『ありがと⇄大丈夫』・ED『Believe it』-アイカツフレンズ!

 

1stOP・EDの映像面についての備忘録をまとめました。

タイトルロゴにも少し触れています。

楽曲面については別の記事で取り上げる予定です。

 1stオープニング『ありがと⇄大丈夫』

 早朝、空を見るパジャマ姿のあいねちゃん。同時に同じ空を見るみおちゃん。2人は同じ流れ星を見上げる。

 流れ星が夜明けの空を横切ります。街並みには大きな鐘の台が。街のシンボルマーク的なこの鐘は、劇中の重要シーンでその音を響かせます。

 

 あいねちゃんのスクールバッグとアイカツパス、みおちゃんのアイカツグッズ(フレンズ版アイカツフォン、ウォレット型バインダー、スタイルドレス)が映り、登校準備の完了したあいねちゃんが家を飛び出したところでタイトル。

 あいねちゃんの登校時間にはペンギンカフェは開店しています。モーニングサービスをしていそう。

 タイトルの背景がこれまた宝石チックなのが気になります。宝石がデザインテーマの一つとして掲げられているのでしょうか。

 タイトルロゴは従来のロゴに準じた書体となっています。各属性ごとの色のカードが4枚添えられている点も同様ですが、”!”の部分に一工夫がされています。

f:id:moku_hachi:20180406160825p:plain(フレンズ!ロゴの”!”イメージ図)

 まずは色。”!”の縦線が左は水色、右はピンクになっています。おそらく水色はみおちゃんのイメージカラーピンク色はあいねちゃんのイメージカラーの配色かと思われます。次に下部の装飾。水色リボンはあいねちゃんのリボンカチューシャと同じもので、2つの星はみおちゃんのヘアアクセと同じデザインのものとなっています。

 以上のことから、タイトルロゴの”!”はあいねちゃんとみおちゃん2人のフレンズを表現しているように捉えることができますね。今作はダブル主人公だということをひしひしと感じさせるデザインです。尚、フレンズの”ズ”の濁点もピンクと水色。上記と同じ理由かもしれません。

 そしておなじみのタイトルロゴのカードの装飾。スターズ!からは、各部位ごとの属性カラーの変更とカードデザインの星の数が変わっています。

f:id:moku_hachi:20180406161943p:plain(トップスカードの変化例)

 気になるのはデザインの星の数の変更点。スターズ!が2つに対し、フレンズ!は3つ。スターズ!はアイカツシリーズ2作目で、フレンズ!は3作目だよ、という表現なのかもしれないですね。尚、どちらも星のデザインは実際のDCDカードの裏面の読み込み位置ガイドの星がモチーフになっていると思われます。

 

 各キャラ紹介パート。あいねちゃん→みおちゃん→舞花ちゃん→エマちゃん。

 あいねちゃんはみおちゃんとカフェタイム。ペンギンを模したベリーパルフェを食べています。座っている椅子がペンギンカフェのテラス席の椅子に類似していることから、ペンギンカフェのメニューかと思われます。そこに遭遇したエマちゃんにむなしくパフェを横取りされてしまいます。膨れたあいねちゃんがとんでもなくかわいい

 みおちゃんはたまきさんとの打ち合わせをしながらの移動→グラビア撮影→ペンギンカフェ。グラビア撮影ではみおちゃんは『アイカツスタイル!』の看板キャラとして着用している『ジオメトリックカラーコーデ』を着ています。アイカツスタイル関連の撮影をしているのでしょうか。真昼ちゃん、一年間お疲れさまでした。ペンギンカフェではペンネを襲撃しようとしているみおちゃん。逃げるペンネ

 舞花ちゃんはレッスン風景→夏祭り。夏祭りでは浴衣に身を包み、エマちゃんと2人で出店や神輿担ぎを楽しんでいます。五平餅を食べています。お祭り好きという彼女の個性ですが、本編でどのように大暴れするのかが今から楽しみです。

 エマちゃんはドリンク片手に自撮りわしている風景。舞花ちゃん→あいねちゃん→みおちゃんの順に乱入されもみくちゃにされています。彼女はメイン4人組の中で唯一中学3年生と学年が1つ上の先輩になりますが、OP映像では下級生の3人にめちゃくちゃ溶け込んでいるように見えます。なかよしうれしい。手に持つドリンクのカップにスターハーモニー学園の校章が入っていることから、校内にもドリンクスタンドがあるんでしょうね。

 

 街並みを歩くあいねちゃん。街の人々があいねちゃんに声を掛けている。友希家の面々が、あいねちゃんにいってらしゃいと声を掛ける。

「いってらしゃい と空の下」の歌詞に家族の顔が映されるのは、実家通い特有の持ち味ですね。現時点ではスターハーモニー学園のアイドル科は寮生活だという様子がありません。

 

 各キャラ紹介パート。たまきさん→?→?

メガネのお姉さんは保健室の先生ですか?青髪金髪メッシュの方はダンスの先生ですか?

 

 ひまりちゃんといろはちゃんの二人と話しながら歩くあいねちゃんと、すれ違うみおちゃん。アイカツシステムの前に立ち、アイカツパスをセットするあいねちゃん。アイカツシステムの中に一歩踏み出し、みおちゃんとともにステージに駆け出す。

 画面に映るカードはあいねちゃんとみおちゃんのスタイルドレスである『ピンクリンクコーデ』と『ブルーリンクコーデ』。OPのライブシーンは『ありがと⇄大丈夫』のサビ部分のダンスとなります。

 この曲はDCDではあいねちゃんソロの曲となっています。シチュエーション的にあいねちゃんのプレミアムドレス披露ステージかな?といった想像ができますが、OPに使用されているものはあいねちゃん・みおちゃんのデュエットver。背景の♥で構成された音符はあいねちゃんのオーラ、寒色のトライアングルで構成された球体はみおちゃんのオーラです。

 オーラについてですが、あいねちゃんはDCDにおける『とくいなこと』が『おんがく』に設定されています。今のところアニメでは何が得意だといった描写はありませんが、おそらく音楽(歌)が得意な子という位置づけになるでしょう。また、DCD第一弾に収録されているあいねちゃんのプレミアムドレス『スウィートフレーズコーデ』に楽譜の意匠が凝らされていること、『シュガーメロディ―』というブランド名からもあいねちゃんの周辺の音楽推しが見て取れます。そのためオーラも音楽に関係する音符が舞っていると考えられます。

 

 不思議空間で手を取り合うあいねちゃんとみおちゃん。2人の登る階段の先には、ミライちゃんとカレンちゃん『ラブミーティア』の2人の姿がある。ラブミーティアの2人の視線は、さらにその先を見据えている。太陽に手を伸ばすあいねちゃんのもとに駆け寄る舞花ちゃん、みおちゃん、エマちゃん。揺れる街の鐘。

 

1stエンディング『Believe it』

 フレンズ!のEDの注目点はやはりキャラクターのフルCG化です。2D背景とCGキャラクターの合成は『劇場版アイカツ!』のライブパートにてすでに行われていましたが、アニメーションパートのキャラクターをフルCGで行ったのはアイカツ史上初です。(ライブ後の1カットのキャラクターにCGが使用されることはありましたが)EDのアニメーションは、あいねちゃんの登校風景を描くものとなっています。

 EDの歌詞字幕は色でパート分けがされています。黄文字→カレンちゃん赤文字→ミライちゃとなっています。

 

 朝、自宅から出かけるあいねちゃん。通学路にラブミーティアの街頭広告に足を止めて見入る。同時に、みおちゃんも通学路にある街頭液晶のラブミーティアのステージに足を止める。あたかもステージのその場にいるかのように錯覚する2人のステージ。駆け足で校舎に向かうあいねちゃんは、みおちゃんを通り越し、振り返って笑いかける。

 

 ペンギンカフェから出かけるあいねちゃん。ペンギンカフェは住居と店舗が一体となった造りとなっており、正面から見て左側の建物が住居スペース(2階建て)、右側が店舗スペースとなってることがわかります。

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(EDから描き起こした友希家+ペンギンカフェイメージ図)

 停まっている車は何の車種がモチーフかわかりません。(ルノーカングー っぽいなというところまでしかわかりません…詳しい方にお任せします)

 あいねちゃんが下手からラブミーティアの広告を発見するのに対し、みおちゃんは上手から街頭液晶を発見します。その前の足元を映すカットやステージに存在するようなシーンも同様にそれぞれ下手上手から画面奥に注視する動き・構図となっています。(足元カットの立ち止まる際の体重を制止する動きがたまりません。実在性を感じさせるモーション付け…)

 途中で場面転換に用いられるカードは『ダイヤモンドエンジェルコーデ』と『ダイヤモンドフューチャーコーデ』です。DCD第一弾のベストフレンズレアとして収録されているドレスです。それぞれのドレスは、ミライちゃんはフューチャー(未来=ミライ)を、カレンちゃんはエンジェル(愛で溢れている天使のような女のコ『公式サイトより』)の名を冠しています。

 曲の盛り上がりとともにラブミーティアのステージに移行する部分がなんとも素晴らしいです。フルCG化のお陰で、手書きアニメ→CGという質の違うパート移行の違和感を払拭し、観ている側の意識もシームレスにステージパートへと移行することができます。また、ただステージを行うだけではなく、ラブミーティアにそれぞれ感化されるあいねちゃん・みおちゃんの構図というドラマチックな演出も盛り込まれているのがニクい部分です。はたして、あいねちゃん→カレンちゃん、みおちゃん→ミライちゃんといったフレンズと切り離した個人個人の憧れも今後発生していくのでしょうか。