フレンズ備忘録

主観に基づく駄文です 記事中にアニメのキャプチャー画像・公式画像の転載は行いません。 twitter:@moku_hachi

第3話「ビビっとインスピレーション」-アイカツフレンズ!

第3話「ビビっとインスピレーション」2018/04/19

 

第3話についてのメモ書きです。

 

 [アバン]

 デザインが完成したと思われるプレミアムドレスに、みおちゃんは不満げな表情をみせる。プレミアムドレスの完成発表会が一週間前に迫るなか、デザインをギリギリまで調整すると告げるみおちゃん。そして、みおちゃんはたまきさんにあることを提案する。

・プレミアムドレス案

 DCD第一弾で収録されている、マテリアルカラーのプレミアムドレス『ネオコンビネーションコーデ』のプロトタイプがここで描写されています。といっても、造形面では完成品と大きな差異はありません。ここで大きく異なるのは差し色の有無となっています。足りない色はピンク…そしてみおちゃんは「何かが足りない…何かが…」と呟きます。

・ダンスレッスン

 ここで踊っている振付はAパートであいねちゃんが仮設テントを破壊しかけるシーンで、みおちゃんが見本を見せる振付になっています。

(みおちゃんと一緒にいられるんだあ…!)

 一日付き人を告げられてまっさきにあいねちゃんの感じたことが、みおちゃんに一緒にいられる嬉しさ。

 

[Aパート]

 みおちゃんがたまきさんに提案したのは『あいねちゃんを一日付き人にすること』だった。早速みおちゃんが出演するイベントに向かう二人だが、アシスタントとしてあいねちゃんもイベントに出演することになった。本番中、あいねちゃんのアドリブに対応し、場を沸かすみおちゃん。あいねちゃんが舞台の良いスパイスとなり、スタッフからも2人の出番は好評だった。

 イベントが終わり、アイカツスタイルの撮影へ向かう車の中、みおちゃんはスケッチブックを険しい顔で見つめる。デザインに詰まったみおちゃんは河原を散策するが、そこで『アイカツスタイル』の編集長と偶然出会う。編集長からは取材で使用するはずだったカフェが急遽使えなくなってしまった報告を受けるが、それに対しあいねちゃんとみおちゃんはあることを思いつく。

「お寝坊させてあげて!」

 両親を遅くまで寝かせてあげたい一心からでる言葉のチョイスがかわいらしいです。遅寝させてあげて、ではなく、お寝坊させてあげて…可愛さが詰まっています。外はまだ日が昇りきる前、早朝の空です。そんな中みおちゃんはランニングしながらあいねちゃんの家までやってきます。

「おはようございます!おはようございます!おはようございます!」

 舞台の裏側体験コーナー。あいねちゃんの目を通して舞台の裏側を体験するパートです。第1話では「こんにちはっ!」と固まっていたあいねちゃんが、ここぞとばかりに「おはようございます!」を連呼するのがとても可愛い。

 スタッフ証を貰い、「これがあれば会場のどこにでも入れちゃうんだ!」というどこかズレた初々しいリアクションも可愛い…

「キューしますから、そしたら下手から出てきてください 立ち位置ここで おーいここバミっといて!」

 専門用語のラッシュが心地いい。

コガネムシ

 「かわいい~!」「苦手じゃないわ。慣れていないだけ。」あいねちゃんは虫に抵抗がない。『弟がよく虫取ってくる』『家庭菜園をしている』ことから、あいねちゃんは虫が平気とのことです。一方みおちゃんは少し苦手な様子ですが、慣れていないだけと強がりを見せています。強がりというか、直後のコガネムシからも要素を抽出している面から、どんなものでもデザインの糧にしてみせるというチャレンジングな部分を自分に強いているようにも見えます。

勉強

 イベントの待機時間中にみおちゃんは授業の勉強をしています。テキストは5教科の要点をまとめた本と、理科に特化した参考書。ここで理科を強調しているのもあり、みおちゃんは色んな点において"自然"推しな気がします。「こういう時にしておかないと」というセリフからも、やはりアイドル科は一般教養科目の授業が少なく、かといってみおちゃんは甘んずることなく人並みに勉学に勤しむタイプだとわかりますね。

みおのビビっとコーデ塾

 ステージに置かれた衣装はDCD第1弾収録の『モザイクブルーコーデ』『スマートストレートコーデ』のカラーバリエーション。

臆せずアドリブるあいねちゃん

 舞台で緊張することよりも自分の疑問点解消が優先してしまい、流れを止めてしまうも、結果的に会場を沸かすこととなったあいねちゃんのアドリブ。わかりやすく顔に心の中の考えが浮かんで、すぐ口に出ちゃうところが素直でかわいいです。「ごめん、ついうっかり!今のなし!はいっ続きをどうぞ!」というバッサリハキハキと退くところも素直でかわいい。すかさずアドリブに乗るみおちゃんも流石トップアイドルの場慣れ具合といったところ。2人の対照的な部分がそれぞれ表現されて、結果的に両方がプラスに働いているところがフレンズ相性良い2人なんだなと思わせます。

「スイカにお塩かけるみたいな!?」

 「ステーキに黒コショウ、カレーにはちみつ」に対して「スイカにお塩!」。あいねちゃんの例えに庶民感があるのがたまりません。

「このくらい許容範囲っ!」

 みおちゃんの撮影した写真がブレすぎていることがツボにハマるあいねちゃん。あくまで資料写真なので正確な写真写りまでは拘らないのでしょうが、クールでしっかりしているみおちゃんが写真を撮るのが上手くないと思うとなんだかみおちゃんのズレてるポイントな気がしてますます可愛く思えてきますね。そんなみおちゃんのズレポイントがこの回では2つほどありますが、そのうちの1つがこの大雑把加減なトコだと思いました。ちなみにもう一つはペン様…///の部分。

「「それならいいところが!」」

 みおちゃんはすでにペンギンカフェを良いカフェと認めているのがよいですね。トマトバジルチーズのスペシャルサンドイッチに惚れたのでしょうか。

 

[Bパート]

 代わりとして向かった先は、あいねちゃんの実家のペンギンカフェ。そつなく仕事をこなすみおちゃんだったが、ペンネを前にあどけない表情を見せる一面も。撮影が終わり、マテリアルカラーについてインタビューを受けるみおちゃん。普段からカメラで色んなものを撮影しているのは、自身のドレスのデザインのアイデアを膨らませるためだった。

 アイカツスタイルの取材が終わり、ペンギンカフェのテラスで一息をつくみおちゃん。しかし、「一人ではダイヤモンドフレンズになれない…」と思いつめた表情をさせる。あいねちゃんはそんなみおちゃんを、あいね特性トマトバジルチーズのスペシャルサンドイッチで励ます。そんなあいねちゃんの笑顔を見て、みおちゃんはドレスデザインに足りなかったものに気付く。それは、『元気をくれる差し色のピンク』だった。

 そして、完成したプレミアムドレスを着てステージを終えたみおちゃんは、また一つ上のステージへ登った手ごたえを感じるのだった。

マテリアルカラーのコスメ

 発売します。ここでケンさんの登場。ヘアメイク兼レッスンコーチとして、みおちゃんの現場でのメイクもこなしています。

「きゅん…♥」

 ペンネに一目ぼれするみおちゃん。思わず「きゅん…」と口にするほどあどけない表情を露にしています。あいねちゃんはすかさずカメラマンに合図を送りました。長い付き合いがある編集長すら拾えなかったみおちゃんの一面に勘づけるのは流石未来のベストパートナーといったところでしょうか。また、声に出さず合図を送るのもあいねちゃんらしいです。第1話で仕事の電話を察して静かに離れる動作と言い、良く気が使える描写が見られます。また、今回の話の装置として『差し色』がありますが、ここでクールで固めたみおちゃんのキュンとした表情、といった対比も差し色要素の一つだと感じます。

・マテリアルカラーのデザイン

 みおちゃん曰く、「様々なものからインスピレーションを受け、ビビっときたものをデザインに活かしている」とのこと。そんなマテリアルカラーのドレスの性質とビビっとくる直感で動くみおちゃんの性格が共通していて、みおちゃんのブランドらしさが現れていてとても良いと感じます。第1弾のマテリアルカラーのドレスのデザインラインは、メインの要素が工業的な直線を多用しており、アクセントとして自然物(曲線)が使用されているように感じます。スペシャルアピール『グラフィカルキューブ』の背景パターンがスクエア基調であるところから、マテリアルカラーのデザインラインは上記のようなものであると考えられますね。「ドレスは私から生まれる。だから手は抜けません」先述した、みおちゃんのズレポイントのように、メインはシャープでクール・一方でどこか抜けた自然体が存在する部分も、そう考えるとますますマテリアルカラーがみおちゃんのブランドだと感じさせます。

 また、みおちゃんのデザインスケッチは数十冊と量があることが描写されています。あいねちゃんのともだちアルバムとの対比であるとも捉えられますね。

「フレンズのお誘いがあっても全部断っている」

 個人的に今週のナンバーワンポイント。みおちゃんは今までフレンズを組んだことがないだけではなく、お誘いもすべて断ってきた。みおちゃんが正式なフレンズを組むのは、その相手とならダイヤモンドフレンズになれる、くらいまで認めたアイドルでしかないのでしょう。ここまでみおちゃんの相方選出のハードルがあがると、ますますあいねちゃんがフレンズになる瞬間がどのようなドラマになるか楽しみです。あいねちゃんはそんなみおちゃんをみて何かを感じ取ります。

ペン様

 クールなみおちゃんだからこそククールな性格のペン様に惹かれるものがあるのでしょうか。

「だけど…どんなに頑張っても私ひとりじゃダイヤモンドフレンズになれない」

 みおちゃんのアイカツの軌跡はすべて、ダイヤモンドフレンズになるための階段の一つ一つとなっています。アイカツフレンズ!はペアの物語。1人だけではできないことを実現することに大きな意味があるのでしょう。

「足りなかったのは元気をくれる差し色のピンク…!キラキラの笑顔みたいな!」

 ここテストに出るよぉ~!!!111最高です。今の自分に足りていないのはあいねちゃんだと無意識に口に出してしまっているみおちゃん。そのセリフは、みおちゃんがあいねちゃんに対して抱いている人物像なのでしょう。そして、あいねちゃんこそがみおちゃんにとっての差し色となれる存在であることを表現しています。もうこれほぼフレンズ結成してるようもんじゃないですか!!!111トマバシチーズサンドに対する「でもまだまだね」が、今はまだその時ではないということを思わせるセリフ運び。

「このドレスは私ひとりじゃできなかった…。…ありがとう、あいね…」

 う~~~ん最高!!!!!!!!!111 第3話は今後のみおちゃんとあいねちゃんのアイカツドラマにとって大きな意味のある回だったんじゃないかなと思いました。この回のテーマだった「差し色」ですが、ただの2色じゃなく相手を映えさせる2色…その色でしか成り立たないのです。あいねちゃんとみおちゃんはそのようなフレンズになれることを予感させます。

 このお話で発生したイベントはすべて、あいねちゃんがキッカケで生じたことになります。みおちゃんはあいねちゃんがいなければできないアイカツをたくさんしている。そして、そんなアイカツを通してダイヤモンドフレンズに近づいた感触を得ている。思うに、フレンズとして大切なのは「その2人しかできないアイカツがあること」だと思います。すなわち、取って代わる相手がいないアイカツ。みおちゃんとあいねちゃんのフレンズはそんなフレンズになってくれるんだな、というアツい期待が高まっています。

 

[ステージパート]

曲:6cm上の景色

キャラ:みお

ドレス:ネオコンビネーションコーデ

 今回のステージパートはみおちゃんのソロ曲『6cm上の景色』。コーデは本編であいねちゃんの影響によってみおちゃんが完成させることのできた、マテリアルカラーのプレミアムレアドレス『ネオコンビネーションコーデ』。アニメ本編でブランドのプレミアムドレスを一番最初に披露するところが、まさにみおちゃんがトップアイドルであることを感じさせますね。

 本来DCDでは、ネオコンビニーションハットにはコスメ効果が付与されています。しかし、今回のアニメのステージパートではコスメ演出が挿入されることはありませんでした。DCDがコスメ効果をウリにしているのでアニメでコスメ演出を挿入しないといったことは考えにくいので、おそらく今後コスメ回がありその回を境にコスメ演出が挿入されると考えられます。

 

[ドレス紹介]

 紹介ドレス:ネオコンビネーションコーデ

 「あいねといて、ビビっときたアイデアを入れてみたの。私の大切なドレスになったわ!」う~~~~~~~~~ん最高!!!!!!!!!!111

[予告]

第4話『憧れのマイブランド

 あいねちゃんとシュガーメロディーの出会いのお話になると思われる、ブランド回です。構成スタッフに懐かしいなまえが…とっても楽しみです。